【ORASシングル】真皇杯予選 使用構築~素催眠ゲンガー軸~
今回は真皇杯(非公式)の大規模シングル大会の予選で使用していた構築について簡単ですが紹介していきたいと思います。
まず、使用ポケモンは以下の6匹です。
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 性格 |
ゲンガー | 祟目 | 気合玉 | 催眠術 | 身代わり | 石 | 臆病 |
クレッフィ | イカサマ | 威張る | 電磁波 | 身代わり | 残飯 | 穏やか |
霊獣ランドロス | 地震 | 岩石封じ | 蜻蛉返り | 地割れ | チョッキ | 意地っ張り |
スイクン | 熱湯 | 凍える風 | リフレクター | 吠える | ゴツメ | 図太い |
化身ボルトロス | 10万 | めざ氷 | 気合玉 | 電磁波 | 珠 | 臆病 |
キノガッサ | タネガン | マッパ | 岩石封じ | 茸胞子 | 襷 | 意地っ張り |
ORAS発売前のXYレート後期に繁栄していた「確立引っ掛け構築」というものです。
コンセプトとしては、ボルトロスやクレッフィで電磁波撒いたり威張ったりしながら後続のメガゲンガーへと繋げて祟り目でヌッコしていきます。
並び的にボルトランドガッサスイクンとなっているので対面構築的な回し方も出来るのもよかった。
この構築(ベース)自体は昨年の9月辺りからずっと使用していたのだが、ORAS発売と同時に新メガシンカ枠の拡張、教え技の復活、ORASリーグからのカロスマーク付き以外のポケモンの使用不可(これが一番きつい)等があり、個体調達や環境の見直しに苦労した。 また、シーズン8のレート上位者の構築から「素催眠ゲンガー」というなんとも恐ろしいものが使用されていると話題となり、これは採用する価値があると判断しました。
下記から個別解説へ移ります。
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~個別解説~
ゲンガー@ゲンガナイト 浮遊→影踏み
【非メガ時】135-×-81-182-95-178
【メガ時】135-×-101-222-115-200
臆病 (B4 C252 S252)
・シャドボ 気合玉 催眠術 身代わり (びぶおふ!使用時)
・祟り目 気合玉 催眠術 身代わり (関西シングルFESTA以降)
今回の主軸です。
有利対面でも上を取ってる以外どうしようもない時は思考停止で催眠撃ってアド稼ぎに行きます。とは言っても、命中60でアド稼ぎに行く行為自体がディスアドのような気がするのは内緒で()
びぶおふ!では相手が非状態異常の際でも安定した攻撃が出来るようにとメインはシャドボにしていたが、祟り目がほしい場面の方が断然多いかったので変更。
とりあえず、素催眠というのはどれだけ強いか命中率を数値で見てみましょう。
毎ターン催眠術を撃っていって一発でもあたる確率は
1ターン目:(1-0.4)*100=60%
2ターン目:(1-0.4*0.4)*100=84%
3ターン目:(1-0.4*0.4*0.4)*100=93.6%
となり、2回撃てば80%以上の期待値が得られるので、有利対面なんかを利用すればかなりの確立で素催眠が成功することが分かります。
あと詳細はここから参考にしましたので素催眠ゲンガーを使用される場合はこちらを参考するのをオススメします→http://kameccc.blog.fc2.com/blog-entry-84.html
クレッフィ@食べ残し 悪戯心
161-×-111-×-151-100
穏やか(H228 D244 S36)
・イカサマ 威張る 身代わり 電磁浮遊 (びぶおふ!使用時)
・イカサマ 威張る 身代わり 電磁波 (関西シングルFESTA以降)
この構築で重いゲッコウガやギルガルド(特殊型のみ)、申し訳程度にフェアリーを受ける役。
もっと広い範囲を見るために最初はガブリアス、ランドロス意識で電磁浮遊を入れていたが、思った以上にそれらを誘わなかったので、パーティのコンセプトに沿いやすい電磁波に変更した。
クレセリアやポリ2なんか意識で毒々も一考であったが、ゲンガーで上からしばければ問題ないと判断しました。
威張っているだけでも十分な働きでニンフィアや霊獣ボルトロスなんかも運良く倒せたり、幾度と不利な状況を打開してくれたある意味「重要な鍵」。
今回知らずに育成してしまっていたが、気付いたら現在使っている個体がA30だったので再度育成し直すつもりw
霊獣ランドロス@突撃チョッキ 威嚇
195-193-114-×-108-123
意地っ張り(H244 A84 B28 D60 S92)
・地震 岩石封じ 蜻蛉返り 叩き落とす (びぶおふ!使用時)
・地震 岩石封じ 蜻蛉返り 地割れ (関西シングルFESTA以降)
コントロールを重点に意識したチョッキ型。調整についてはYKさんのブログのものを拝借しましたのでこちらを参考ください。→http://yknopokemondaberi.blog.fc2.com/blog-entry-18.html
特に意識している仮想敵はメガルカリオ、メガクチートなどの積みエースや耐久の薄いボルトロスやライコウ等の攻撃を耐えて返り討ちにする。
小回りが非常に優秀なので選出しては活躍していた。
びぶおふ!の時に対策を完全に切っていたメガヤミラミと遭遇し、惜しくもベスト8で止まってしまったので、その反省点を活かし地割れの採用に到った。
地割れは主に先ほど挙げたメガヤミラミ、ラッキー、ピクシー等に積極的に撃ちます。外れるリスクを考えるより、当たった時のアドバンテージを考ると採用の価値はあったのではないかと思う。
ちなみに上記の対策はXYでは零度スイクンに一任していました。
零度スイクソ カムバァァァァァァァァック!!!
207-×-181-105-136-107(非理想個体)
図太い(H252 B236 C4 D4 S12)
・ねっとう 凍える風 ミラーコート 吠える
・ ねっとう 凍える風 リフレクター 吠える (委員会オフ使用時)
メガバシャーモがつらいと思ったので投入。ついでにグンチのないメガガルーラ(ほとんどそんな個体いなかったけど)やランドロスを見る。
一応この耐久でC177化身ボルトの10万ボルトをギリギリ耐えるのでそこからミラコで合わせることなんかも可能。ただ、オフではほとんど成功しなかったので要らないと思ったのでミラコ切ってリフレクターにした方が汎用性高い。
こご風の枠はC個体を甘えているので冷凍ビームに変更してもよかったが、相手のメガゲンを意識すると後続にこちらのゲンガーがメガしていなくても上を取りやすくするために必要だと感じたのでしぶしぶ採用。
こご風採用するならせめてSの実値は113(-1最速ガブリアス抜き)まで割くべきだと後悔・・・
数値的には非常に優秀であるが、この枠は別のポケモンでもいいような気がしたので変更の余地がありそう
僕の絶対零度スイクソを返せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!1
ボルトロス@命の珠 悪戯心
154-×-90-177-101-179 (非理想個体)
臆病(C252 D4 S252)
・10万ボルト めざめるパワー氷 気合玉 電磁波
ごくごく普通の珠ボルト。コントロール系の構築みたく図太いでも良かったが、調子乗って居座ってくるナットレイやヒードランを分からせるために気合玉を入れようと考えたら、ついでに耐久無振りメガガルーラも乱数で落とせるみたいなのでCSぶっぱという結論に到った。
CSは5世代の頃から使ってきていたので個人的には非常に扱いやすい印象でした。
欲を言えば威張るを入れてみんなの嫌がる顔を見たかった(ゲス顔)
キノガッサ@気合の襷 テクニシャン
135-193-107-×-80-122
意地っ張り(A204 B52 S252)
タネマシンガン マッハパンチ 岩石封じ キノコの胞子
対面性能の鬼。対面でASキノガッサに勝てる調整のやつを使っていたが、それほどそんなミラー対面も以前と比べて多くなかったのでぶっぱでいいと思った。
それでもキノガッサというポケモンの凶悪さは健在で隙あらば岩封or胞子で流れを掴んで来る天才でした。
ここの枠は一時期、
ナットレイ@襷 アイへ、爆発、電磁波、重力
なんかで重力催眠でシナジー合わせてみたけど、これ使うならテンプレ使った方が個人的にいいと思ったが、もっと手軽にアドを取っていきたいと考えキノガッサという結論に行き着いた。
ちなみに僕が孵化で初めて色理想で引いた思い入れのあるポケモンです。
~各オフでの使用率~
・ゲンガー (びぶおふ!:11/12 FESTA:11/12 委員会:8/8) 93.8%
・クレッフィ (びぶおふ!:4/12 FESTA:6/12 委員会:4/8) 43.8%
・ランドロス (びぶおふ!:2/12 FESTA:4/12 委員会:4/8) 31.3%
・スイクン (びぶおふ!:5/12 FESTA:4/12 委員会:2/8) 34.3%
・ボルトロス (びぶおふ!:8/12 FESTA:4/12 委員会:3/8) 46.9%
・キノガッサ (びぶおふ!:6/12 FESTA:7/12 委員会:3/8) 50.0%
~戦績~
・シーズン8:最高1936 、 最終1866
・10回 びぶおふ!:7-2(予選2位通過)、2-1(ベスト8)
・5回 関西シングルFESTA:8-4(予選3位敗退)
・40回 委員会オフ:3-5(予選落ち)
---総括---
実のところ、素催眠ゲンガーという個体についてはXYのシーズン5辺りからサブロムで運用していたのですが、嵌れば相手を降参レベルまで追い込めるほどの凶悪さがあることは知っていたが、まさかツイッターに炎上するほど話題になるなんて予想もしなかった。
勝率も決して安定するとは言えないし、催眠外し過ぎて別構成の検討も自分の中で何度も考えた。ただ、単純に「60%も勝てる可能性がある(実際は55%という説もあるが)」と思うと常に低レートさまよう僕にとっては非常に大きいものだと捉えて信じてきた。
実際レート上では格上の相手もこの構築で勝利を拾えた場面も多いかったので個人的には使って良かったと思っています。
ただ、命中不安な技を大量に採用しているため他人にはおすすめ出来るような構築ではないのは確かですw
簡単ではありますが、以上で僕の真皇杯への挑戦レポを終わります。
最後まで閲覧していただきありがとうございました。